財団概要

設立趣意書より

　いま、我々のほとんどが豊かな生活ができ、心身ともに幸福である。
　しかしながら、一部には物質的には恵まれていても、身体の一部に消すことのできないアザ・瘢痕などの皮膚障害を有する人がいる。その大部分は心の傷ついた暗い人生を送っている。それらアザ・瘢痕などの皮膚障害を顔面に有する人々、特に女性にとってはその悩みはより深刻で、その人の社会における生活や性格をゆがめたり、破滅の人生へ突き落としたりして本人のみならず社会生活に悪影響を及ぼすこともあり得る。

　本協会は､顔面に瘢痕･紅斑等醜形を残すハンセン氏病患者を収容する施設､その他社会福社施設に対する助成、援助を行い、これらの者の福祉増進に資するとともにアザ､瓶痕､紅斑等の顔面の皮膚障害の治療薬の開発や､治療システムの確立並びにこれらの障害の治療、予防を目的とした皮膚科学全般にわたる学術調査、研究に対し積極的に助成、協力を行い、これらに関する薬学、医学上の知識の向上を図ることにより、人々の皮膚健康の保持増進を達成することを目的とする。
　そして、これらを通じ国民福社の向上に資するとともに人種、性別のへだてなく、皮膚に関する苦悩を有する世界の人々に愛の手をさしのべて暖かく救済し、もって健康で心豊かな生活環境づくりをめざすものである。
　なお､本法人の財産は､当初ジャパンオリリー株式会社及び株式会社ピアスの出損金によって構成されるが､今後も同社関係企業､得意先､その他法人設立趣旨に賛同する有志から浄財の寄付を求め、除々に規模を拡充し、社会の要請に応じて幅広い助成活動を営むこととする所存である。

昭和50年6月4日

財団法人日本リディアオリリー協会
設立発起人代表

阪本政弘

リディアオリリー記念ピアス皮膚科学振興財団沿革

1975年
厚生省（当時）より特例民法法人として　日本リディアオリリー協会の設立認可
初代理事長に東邦大学安田利顕教授(日本皮膚科学会理事長）が就任
- ハンセン病施設助成金交付事業
- 学術研究助成事業
- 学会・研究会助成金交付事業
- あざの知識普及活動
- 海外学術交流振興（若手研究者への海外渡航費の助成）
1976年

国際的皮膚科学者育成の研究会　スカイクラブ（Sky club）設立
1983年

清寺眞記念賞　設立
1985年

創立10周年記念講演会
1986年

協会の功績に対し、高松宮宣仁親王殿下より、表彰状・記念品御下賜
Yasuda-Sakamoto賞（現　安田・阪本記念賞）設立
1994年

順天堂大学医学部　小川秀興主任教授　第2代理事長に就任
1995年
外国人留学生奨学金設立
- 安田利顕奨学金　1995-2005
- 麻生和雄奨学金　1997-2011
- 小川直秀奨学金　2000-現在
2001年

スカイクラブ25周年記念　学術講演会
2007年

創立25周年記念シンポジウム「美容皮膚科学の最前線を探る」　開催
2011年

東日本大震災　衛生品物資を支援
2014年

一般財団法人への移行法人として内閣府より移行認可
財団名称を　リディアオリリー記念ピアス皮膚科学振興財団と改称
財団所在地を東京都新宿区から大阪市に移設
賛助会員制度を廃止

財団役員

会長	阪本和俊	ピアス株式会社　取締役社長
理事長	小川秀興	順天堂大学　理事長
代表理事	小川秀興	順天堂大学　理事長
理事	渡辺晋一	帝京大学名誉教授
	椛島健治	京都大学医学部皮膚科学教授
	神人正寿	和歌山県立医科大学皮膚科教授
	阪本和政	会社役員
	阪本宙政	会社役員
	濱田和彦	会社役員
	馬面典男	会社役員
	吉田康弘	会社員
	久恒幸也	会社員
	仲尾次浩一	会社員
	酒井薫	財団事務局長
評議員	高森健二	順天堂大学付属環境医学研究所所⻑
	藤本学	大阪大学医学部皮膚科教授
	本田哲也	浜松医科大学皮膚科教授
	妹尾勲	会社役員
	坂本勉	会社役員
	安藤幸男	会社役員
	谷村真一	会社役員
	中山隆康	会社役員
	硲祥吾	会社員
監事	村上功一	村上会計事務所所長
監事	藤本喜和	会社事務長

所在地について

531-0072
大阪市北区豊崎3-19-3 PIAS TOWER
一般財団法人
リディアオリリー記念ピアス皮膚科学振興財団
TEL 06-6376-5590 FAX 06-6376-5625

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